岡山部品株式会社

触媒洗浄サービス(DPRアクティブシステム)Service

M社洗浄

【車輛情報】
・エンジン型式 4HK1
・型式 TKG-FRR90S2
・走行距離 297,925Km

 

洗浄前のDPF・SCR・EGR

 

【洗浄部品】

DPF前段触媒、DPFフィルター、EGRバルブ、EGRバルブ通風孔、EGRクーラー(2台)

 

【洗浄所見】

前診断で差圧値が0との連絡があり走行距離による差圧パイプの詰まりと差圧センサーの異常が考えられ交換となった。高圧洗浄機で前そそぎをしたところ今まで見たこともない煤などの汚れが噴出し洗浄槽が真っ黒になった。特にEGRクーラーとEGRバルブの汚れが酷かったことをみると、それが原因でDPRの汚れに直結していると感じました。この部品状況を考えるとこの車輛の運転手は頻繁に手動再生を繰り返していたと推測される。差圧値も恐らく基準値上限の3.3をはるかに越えて6近くあったと思います。意外にDPF前段触媒とフィルターは想定より損傷がなかったので交換に至らず洗浄することができた。

 

洗浄後のDPF・SCR・EGR

 

【洗浄内容】

EGRバルブ、EGRクーラーを超音波洗浄槽で特殊溶液に漬け込み、DPFは洗浄機に設置し6時間、特殊洗浄溶液で循環洗浄した。2日目に後そそぎと乾燥機にて約1時間乾燥させた。結果、EGRバルブ、EGRクーラー、前段触媒、フィルター全て綺麗になった。

 

【診断結果】

洗浄前の差圧は確認できなかったが洗浄後の差圧値は1.5となり基準値の半分以下となった。またフィルターと触媒の前の温度が上昇し今後良好なDPF再生が行われると思われます。今回は岐阜県での強制再生で済みましたが、今後は強制再生を繰り返しますと触媒破損につながり高額な部品代となることと運転手の頻繁な手動再生による仕事の効率と燃費の悪さにつながりますから定期的な予防洗浄をおすすめ致します。

 

 

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